悩ましいチャレンジだけど「やっちゃおう」|$HOR1 WINBOY、Ashleyインタビュー#2
今回は、2foodsのサブブランドである「2Series」のから発売されるプラントベースエナジードリンク「2Energy」と同名のコンセプトソングをリリースするラッパーの$HOR1 WINBOYとシンガーのAshleyに話を聞く。インタビュアーはこの曲のトータルプロデュースを務めたラッパーのLUNA。
「2Energy」の「わたしたちのエナジーは、もっと自由で、わがままだ。」というキーメッセージに対し、Z世代を代表する2人はどういったイメージで制作にあたったのか。2回目は、2人がラッパー・シンガーとしてのスタイルを確立した瞬間から掘り下げていく。
バズりすぎてよくわかんない
LUNA:$HOR1は自分のスタイルをどう確立した?
$HOR1:自分が制作するときは、シンプルにメロディーから制作することもあるんですけど、やっぱり自分自身が踊りたくなるようなビートを聴いて体動かして「ここ音ハメしたら気持ちいいな」とか「このメロディーにしたら気持ちいいな」ということをできるのが、自分の強さだなと思いますね。
LUNA:本当にそれだと思う。
$HOR1:マジでダンスやっていてよかったなと思います。
Ashley:ノリ方が違う。
LUNA:みなさんミュージックビデオとか観てもらったらわかると思うんですけど、全然違う。ラッパーにないものを持っているから。他のアーティストのダンサーをやることもあるじゃん。そのときは歌詞に合わせて振りを考えたりするわけ?
$HOR1:そうですね。
LUNA:自分のときもそうやってやるの?
$HOR1:わりとそうです。そのアーティストが歌っているリリックの意味をしっかり理解して、その動きに合わせてダンスするんで。それは日本語でもどこの国の言葉でも一緒やと思いますね。自分の曲は、日本語でもしっかり踊れる言葉みたいなのを入れることを意識しています。
LUNA:『Honey Bunny』がTikTokで大きくバズったときはどう思いました?
$HOR1:『Honey Bunny』を作ったときは遊び感覚で。でもなんかこれ踊れそうやなと思って踊ってみたら、TikTokの動画でいろいろな有名人の方が踊ってくれて。
LUNA:どういう踊り?
$HOR1:君と2人でwalkingみたいな(笑)。メッチャ簡単な振りがあるんですけど、それを載せたらみんなが踊ってどんどん拡散されていって。
LUNA:ヤバ!
$HOR1:よくわからなくなって、もういいやって(笑)。
LUNA:それはミュージックビデオが出る前?
$HOR1:そのときいろいろあって、配信できなかったんです。だから、ピークのときに配信できてたらもっと広まっていたと思うんすけど、そのときはTikTokの15秒だけ。でもそれでStray Kidsが踊っているんですよ。すごいですよね。よくわからないです。
LUNA:(笑)。
次はメイン狙っていきます!
LUNA:Ashleyさんは「POP YOURS 2023」に出演しましたけど、どうでした?
Ashley:マジで最初はビックリして「大丈夫なのかな?」って(笑)。POP YOURSの時点で、人生でまだライブが6、7回目ぐらいだったんです。だからメチャメチャ緊張していて。
LUNA:吐きそうになった?
Ashley:本当にライブ前に。
LUNA:いきなり情緒不安定になってね。
Ashley:そう、すぐに黙っちゃうから(笑)。でも、せっかくいろいろな人に聴いてもらえるチャンスだったから、これはカマさなきゃなと。
LUNA:反響は?
Ashley:いまのところはよかったですね。
LUNA:POP YOURSってラッパーが多いイメージだからね。そのなかでシンガーは片手いかないくらいしかいないじゃない。そういう意味ではすごく反響もよかったし。すごくヒップホップ魂が出ていたかなって。
Ashley:本当にラッパーしかいないイベントだったので、シンガーでも大丈夫なんだって。ノリ的にはもう一緒一緒(笑)。
LUNA:みんなが出たいイベントにピックアップされて出させてもらってね。こっちも200パーセントで臨みたいというか。
Ashley:だからニューカマーのショットライブの5分間でどれだけ爪痕を残せるかというね。それはマジでやりたかった。あのキラキラを見たかった。
LUNA:それも叶って、次はメインで。
Ashley:メインを狙っていきます!
LUNA:今回の楽曲に関してオファーを受けたときはどうだった?
Ashley:うれしかった。でも、いままでやったことない感じだったので、どう乗ればいいんだろうってちょっと悩んだけど。まあでも新しいチャレンジとか好きだから「やっちゃおう」って(笑)。
$HOR1:メッチャうれしかったです。まずそもそも女性のアーティストとやることがいままでないので。
LUNA:楽曲制作まで2人は面識あった?
$HOR1:ありましたよ。
Ashley:なんならTikTokで$HOR1の『Honey Bunny』をカバーした。
$HOR1:したよね。
LUNA:そうなんだ。それが知り合うきっかけ?
$HOR1:ではないんだけど(笑)。
LUNA:コロナ前ってこと?
Ashley:そのへんですね。
LUNA:普通に仲間と遊んでいてイエーイみたいな。
$HOR1:そうっすね。
Ashley:共通の知り合いに紹介してもらって、それでみんなで遊んで。
LUNA:年齢も近いんだ。
$HOR1:俺が今年24なんで。
LUNA:じゃあタメなんだ。
次回は「2Energy」のメッセージ、振り付けの制作について聞く。
▼Ashleyと$HOR1 WINBOYが歌う「2Energy」MVはこちら!