自分だけの色に染まっていこう|$HOR1 WINBOY、Ashleyインタビュー#3

今回は、2foodsのサブブランドである「2Series」のから発売されるプラントベースエナジードリンク「2Energy」と同名のコンセプトソングをリリースするラッパーの$HOR1 WINBOYとシンガーのAshleyに話を聞く。インタビュアーはこの曲のトータルプロデュースを務めたラッパーのLUNA

 

2Energy」の「わたしたちのエナジーは、もっと自由で、わがままだ。」というキーメッセージに対し、Z世代を代表する2人はどういったイメージで制作にあたったのか。3回目はこの曲の歌詞に込められたメッセージと、MVで披露されている振り付けの制作過程について語ってもらった。

全部を通してパンチライン

 

LUNA:今回、$HOR1に制作をお願いしたときに、最初に送ってもらったデモを聴いて、ちょっと物足りないなと思って。いつもライブを観ていると、けっこうハイプなところもあるから、もっと$HOR1っぽいバースも入れてほしいなと思って、さらに追加してお願いして。そしたら、すごくハイプな部分を書いてもらえて。

 

$HOR1:最終的にはメッチャよくなりました。「そういうことを言ってくださってるんや」みたいに思いました。最初に作ったデモと完成したものを聴き比べたら、やっぱり「もの足りん感」はあったなと。

 

LUNA:せっかくだからライブを観たときの$HOR1のエモーショナルな部分というのはもうちょっと出したほうがいいなと思って。だからより楽曲がね。

 

$HOR1:レベルアップしましたよね。

 

LUNA:でも大変じゃん、書き終わったあとにさらに歌詞を足すって。

 

$HOR1:そうっすね。あまりやることがないので。

 

LUNA:すいません!(笑)。気に入ってるパンチラインありますか?

 

$HOR1:自分は全部を通してパンチラインとして聴いてほしくて。日常生活、本当に身近な全員が通るような道。共感してもらえるようなリリックが全部あるからっていう。でも1個だけ絞るなら「君も俺も毎週悩みはあるけどまあ笑う」みたいなことは、けっこうパンチラインなのかなと(笑)。

 

LUNA:毎週悩みがあるんだね。

 

$HOR1:悩みありありっすよ。

 

LUNA:なさそうな感じだけど。

 

$HOR1:けっこうポジティブ人間なんですけど、わりと1人になったときに、ありますよいっぱい、悩むことは。

 

LUNA1人になったときに悩みは出てくるんだ。

 

$HOR1:でも笑ったら、けっこう気持ちは楽になるので。

 

LUNAAshleyはどうですか? 今回はヘルシーな感じだよね。

 

Ashley:そう、ヘルシーな感じをと思って。歌い方もちょっと上げ目にして、「間違ってもいいんじゃん?」って。大丈夫だよ、みたいなバイブスで。「自分だけの色に染まって」という歌詞があるんですけど、うちは日本育ちだけどアメリカ人、でも小5までは日本語しゃべれなくて。だから日本人と一緒にいるときは外人。でも海外の人といると「いやいや、日本人だよ」みたいな。どこにもちょっとハマらない感じが嫌だなと思っていたけど、最近は自分の強みだと思えるようになったんです。どこにも染まっていないけど、自分だけの色に染まっていこうって。

 

$HOR1:ウエーイ、染まってこう。

 

LUNAAshley:染まっていこう!

ダンスに触れていないフレッシュなアイデア

 

LUNAMVでダンスもあったと思いますが、$HOR1はどうやって考えたの?

 

$HOR1:まずAshleyに「ダンスをやったことあるの?」って聞いたんですよ。

 

Ashley:ないの(笑)。

 

$HOR1:「マジない」って言われて。じゃあまず一緒にスタジオ入ろうかと。でもいつも曲を聴いているときのノリ方を見てて、「いけるんちゃうかな」と思ってたんです。飲み込みは早いほうなんかなと思って、スタジオに入ってまず基礎練からしようかなって感じで(笑)。

 

Ashley:「あ、ここからいくんだ」みたいな。

 

$HOR1:アップダウンからやって、そこに足の動きを付け足してみたいなところからやって。全然ついてこれてました。最初は全体のダンスを考えていたんですけど、自分のなかであまりしっくりこなくて。自分はダンスに触れてない人の考えを振り付けに取り入れるのを、わりとやるんです。

 

LUNA:フレッシュな感じね。

 

$HOR1:「ちょっと一緒にやろう」みたいな感じで一緒に作って。けっこうすぐに終わったよね。

Ashley:うん。やっぱり$HOR1の教え方がうまいから。「これだったらどんな感じ?」ってこっちに聞いてくるから、あまり覚えるというよりも頭に入っちゃっているみたいな。

 

$HOR1:それはあるかもしれない。

 

Ashley:何回も練習して覚えるというより、アイデアを聞いてくれるんですよ。「あ、こんな感じじゃない?」「じゃあそれでいいじゃん」って。

 

LUNA:適当にやっているんだけど、それが振りになっていくと。

 

Ashley:それが楽しいよね。

 

$HOR1:やから、けっこうAshleyがアイデアを出してくれたんです。

 

LUNA:アイデアいっぱい、盛りだくさん。

 

$HOR1:いっぱいですよ。もうほぼAshleyと言ってもいいです(笑)。

 

次回は二人の食生活やこだわりについて聞く。

 

 

▼Ashleyと$HOR1 WINBOYのインタビュー動画はこちら!

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